人事制度豆知識No.2<年功主義と男女差別>



<年功主義と男女差別>

年功主義は社員のなかで競争原理が働かないため、組織の活力を奪います。年齢を重ねるだけで能力が全員上がるわけではありません。学歴が高いからといって能力があるとは限りません。同様に男性がみんな女性よりも能力が高いとはいえないのに男女の処遇の差があることが問題となることが多いのです。このようなものすべてが年功主義人事制度で、この年功主義から能力主義へと移行することが社員に競争原理を生み、組織に活力をもたらすのです。ここでは性別についての企業の現状とあるべき対策を紹介します。

1.男女による処遇の差

・男女により処遇に差をつける企業は、採用の段階から総合職は男性、一般職は女性という処遇をするケースがあります。総合職は幹部への登用が期待できるのに、一般職はいつまでも幹部には登用されないというシステムです。このような制度では有能な女性のモチベーションは上がらないので、企業にとっても損失です。また女性は期間労働者が多いというのも形を変えた差別となります。期間契約でも正社員登用の道をつくるべきでしょう。

2.能力主義で活力を生む

・社員が良い意味で競争するためには、すべての人が同じ処遇で働くことです。男女とも同じ能力主義人事制度で処遇するのです。そして同じ人間として平等に評価し、社員は能力に応じて処遇されるので自分の能力を上げることに努めるのです。

3.年功主義からの移行方法

・社員一人ひとりの能力評価を行います。それにより全員職能等級にあてはめて賃金が決まります。能力をあてはめるためには各職能等級の基準を始めにつくる必要があります。

・年齢が高いので家族を抱えて生活が大変だと思いやりの能力評価をすると制度がおかしくなります。この弊害を防ぐためには、年齢給をつくることをお薦めします。これにより能力に応じた給与である職能給が本来の役割を果たせるのです。また扶養家族のいる社員には家族手当をもうけると、能力主義に温情が入り込むことを防げます。

 

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